“やまぼうし”の由来

ヤマボウシは、ミズキ科ミズキ属の植物でハナミズキの仲間です。 ヤマボウシは山歩きをすると、谷筋に自生しているのを見ることがあるように、水はけが良くて、水が近くにある、日陰の谷筋に好んで植生しています。植物の多くも人と同じで、住む場所が変わるとストレスで弱ってしまうことがあるそうです。
ヤマボウシも、知らない家の庭に植え替えられると、たくさんの枝と葉を枯らしてしまうことがあります。 これは、十分な栄養を摂り入れることができなくなった樹木は、葉や枝を切り捨てて最小限の栄養で生き残ろうとするんだそうです。
そしてその後、少しずつ環境に適応して、 枝を張り、葉を増やし、そして5月には白い十字の花を天に向かって咲かせるのです。   
住み慣れた場所を離れ、慣れない環境に打ちひしがれても、新しい環境で新しい生を取り戻していくヤマボウシの姿に、介護を必要とされる方が、不本意ながらも自宅を離れて施設で暮らすようになっても、新たな場所で人生を豊かに生きて頂きたい、そして私たちは全力でそれをお手伝いします。 そういった想いをヤマボウシの花に込めて、名付けました。